ダンスの振り覚えが苦手な人必見!覚えられない原因と対策
「ダンスの振り付けがなかなか覚えられない……」
「レッスン中は踊れたのに、家に帰ったら忘れてしまった」
「周りの人はすぐ覚えているのに、自分だけついていけない」
ダンスを始めたばかりの方の中には、こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、振り付けを覚えるのが苦手だからといって、ダンスの才能がないわけではありません。
振り覚えは、経験だけでなく「どのように振付を覚えるか」によっても変わります。
振付を一度に全部覚えようとするのではなく、動きを分解したり、音楽と結びつけたり、自分なりの目印を作ったりすることで、少しずつ覚えやすくなります。
この記事では、ダンス初心者に向けて、
- ダンスの振り付けが覚えられない原因
- 振り覚えを早くするための具体的な方法
- 自宅でできる練習方法
- レッスン中に意識したいポイント
について詳しく解説します。
「振り覚えが悪い」と悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ダンスの振り付けが覚えられないのはなぜ?
まず知っておきたいのは、振付を覚えるのが苦手なのは決して珍しいことではないということです。
ダンスでは、音楽を聴きながら、
- 手の動き
- 足の動き
- 体の向き
- リズム
- 移動
- 次の動き
など、複数の情報を同時に処理する必要があります。
特にダンス初心者の場合、ひとつの動きを考えている間に次の振付が始まってしまい、「何をすればいいのか分からない」という状態になりやすいものです。
つまり、振り覚えが苦手だからといって、単純に「記憶力が悪い」というわけではありません。
情報の整理方法や練習方法を変えることで、覚えやすくなる可能性があります。
ダンスの振り付けが覚えられない5つの原因
1. 最初から全部覚えようとしている
一番ありがちな原因が、振付を最初から最後まで一気に覚えようとすることです。
例えば1曲分の振付を覚える場合、数分間の動きを一度に記憶しようとすると、情報量が多くなってしまいます。
特に初心者の場合は、
「さっきの手は右だった?」
「次はターンだっけ?」
「足はどっちから?」
と考えているうちに、次の動きに進んでしまいます。
そこでおすすめなのが、振付を小さく分けることです。
例えば、
「イントロ」
↓
「Aメロ」
↓
「Bメロ」
↓
「サビ」
というように、パートごとに覚えていきましょう。
さらに8カウントごとに区切ると、より整理しやすくなります。8カウント単位で振付を分解する方法は、初心者向けの振付習得法としてもよく紹介されています。
2. 動きを「なんとなく」見ている
先生の振付を見ているだけでは、なかなか覚えられないことがあります。
例えば、
「手を上げている」
「足を動かしている」
と漠然と見るだけではなく、
「右足を出す→左手を上げる→体を左に向ける」
というように、動きを細かく整理してみましょう。
「見る」から「分析する」に変えることがポイントです。
3. 手と足を同時に覚えようとしている
初心者にとって、手と足を同時に覚えるのは意外と難しいものです。
その場合は、まず足だけを練習してみましょう。
例えば
① 足のステップだけ覚える
↓
② 足ができたら手を加える
↓
③ 方向や体の向きを加える
↓
④ 最後に音楽に合わせる
という順番です。
最初から完成形を目指すのではなく、パーツごとに覚えて最後に組み合わせることで、頭の中を整理しやすくなります。
4. カウントと音楽が結びついていない
「1・2・3・4……」とカウントを覚えることは大切ですが、最終的には音楽に合わせて踊ります。
そのため、
カウントだけで覚える → 音楽を聴くと分からなくなる
ということもあります。
「この動きは歌詞のこの部分」
「この音が鳴ったら手を上げる」
「サビの最初で方向を変える」
というように、振付と音楽をセットで覚えるようにしましょう。
音や歌詞、曲の展開と動きを結びつけることで、次の動きを思い出すための手掛かりを増やせます。
5. 最初から完璧に踊ろうとしている
振付を覚えるときに、
「角度まで完璧に」
「手先まできれいに」
「表情もつけなきゃ」
と考えすぎると、肝心の振付の順番が入ってこなくなることがあります。
まずは、
「正確に踊る」より「最後まで流れを止めずに踊る」
ことを優先しましょう。
細かい部分は、振付全体を覚えてから修正すれば大丈夫です。
振り覚えを早くする7つの対策
ここからは、実際に今日からできる方法を紹介します。
1. 振付を8カウントごとに分ける
ダンスでは「1・2・3・4・5・6・7・8」という8カウントをひとつの区切りとして考えることがよくあります。
例えば、
1〜8:ステップ
1〜8:腕の動き
1〜8:ターン
1〜8:移動
というように分けて覚えます。
「1曲覚える」と考えると大変ですが、
「まず8カウントだけ覚える」
なら取り組みやすくなります。
8カウントができたら、次の8カウントへ進みましょう。
2. 振付を言葉にしてみる
意外と効果的なのが、動きを言葉にする方法です。
例えば、
「右にステップ」
↓
「左手を上げる」
↓
「胸を動かす」
↓
「右を向く」
↓
「ジャンプ」
というように、自分が分かりやすい言葉で整理します。
正式なダンス用語を使う必要はありません。
自分だけが分かる「振付の暗号」を作るくらいの感覚でOKです。
振付を言語化することで、動きの順番を整理しやすくなります。
3. 「次の動き」を意識する
振付を覚えるとき、
「今の動きを間違えないように」
と考えすぎると、次の動きへの準備が遅れてしまいます。
そこで、
「今の動き」ではなく「次の動き」も意識する
ようにしてみましょう。
例えば、
「右にステップしながら、次は左手を上げる」
というように、次の動作までセットで考えます。
これを繰り返すと、振付が「一つひとつの動き」ではなく、一連の流れとして見えてきます。
4. 振付の「目印」を作る
長い振付を全部暗記する必要はありません。
むしろ、
「ここでジャンプ」
「ここでターン」
「ここでしゃがむ」
「ここで移動」
など、特徴的な動きを目印にするのがおすすめです。
例えば、
ジャンプ → 方向転換 → 手を上げる → サビ
というように、振付の中にいくつかの「目印」を作ってみましょう。
目印があると、
「次は何だっけ?」
となったときに思い出しやすくなります。
5. スロー再生で練習する
自宅で練習するときは、最初から原曲スピードで踊る必要はありません。
可能であれば動画をスロー再生して、
ゆっくり確認 → 通常速度 → 音楽に合わせる
という順番で練習してみましょう。
特に細かい手の動きや足のステップがある場合は、スピードを落として確認することで動きを整理しやすくなります。
6. 「見ながら踊る」だけで終わらせない
振付動画を見ながら踊れるようになっても、それだけでは本当に覚えたとは限りません。
重要なのは、
動画を止めて、自分だけで踊ってみること。
例えば、
- 動画を見て練習
- 動画を止める
- 自分だけで踊る
- 分からなかった部分を確認
- もう一度踊る
という流れです。
「見れば踊れる」から「見なくても踊れる」へ移行することを意識しましょう。
7. レッスン当日と翌日に復習する
振付を覚えたつもりでも、時間が経つと忘れてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、レッスン後の早い段階で復習することです。
レッスン直後に一度振り返り、さらに翌日にもう一度踊ってみましょう。
このとき、長時間練習する必要はありません。
「全部を何時間も練習する」より、
短時間でも繰り返し思い出す
ことを習慣にしてみてください。
自宅でできる「振り覚え練習」のおすすめ方法
忙しい方には、次の10〜15分程度の練習がおすすめです。
STEP1:曲を聴く
まずは振付を踊らずに、曲を1〜2回聴きます。
「どこがサビなのか」
「どこで曲が変化するのか」
など、曲全体の構成を把握しましょう。
STEP2:8カウントずつ確認
次に、振付を8カウントずつ確認します。
「この8カウントは何をするのか」を整理しましょう。
STEP3:ゆっくり踊る
スローなテンポで、動きを確認します。
この段階では、多少間違えても問題ありません。
STEP4:動画を見ずに踊る
動画を止めて、自分だけで踊ってみます。
分からなくなったところだけ動画を確認します。
STEP5:最後に曲で通す
最後は実際の音楽に合わせて、最初から最後まで踊ってみましょう。
この練習を繰り返すことで、少しずつ「振付を思い出しながら踊る」状態から、「体が自然に動く」状態へ近づいていきます。
振り覚えが早い人がやっていること
振付を覚えるのが早い人は、単純に記憶力が優れているとは限りません。
例えば、
- 曲を事前に聴いている
- 振付を小さく分けている
- カウントを理解している
- 音楽と動きを結びつけている
- 振付の流れを意識している
- 自分なりの目印を作っている
- レッスン後に復習している
といった工夫をしていることがあります。
つまり、振り覚えは「才能」だけで決まるものではなく、練習方法によって改善できる部分があります。
振り覚えが苦手な人がやってはいけないこと
何度も最初から最後まで踊る
間違えるたびに最初からやり直していると、苦手な部分がなかなか改善されません。
苦手な8カウントだけを取り出して、集中的に練習してみましょう。
できない部分だけを気にする
「自分はここができない」と考えすぎると、ダンスそのものが嫌になってしまいます。
できなかった部分ではなく、
「昨日より1つ多く覚えられた」
という小さな成長にも目を向けてみましょう。
周りの人と比べすぎる
レッスンでは、すぐに振付を覚える人もいれば、時間をかけて覚える人もいます。
大切なのは、他人と比較することではありません。
「前回の自分より覚えるのが早くなったか」
を基準にしてみましょう。
振り覚えが苦手でもダンスは上達できる!
ダンスの振付が覚えられないと、
「自分はダンスに向いていないのでは?」
と不安になるかもしれません。
しかし、振り覚えの苦手さだけでダンスの才能を判断する必要はありません。
振付を、
分ける → 整理する → 繰り返す → 音楽とつなげる
という順番で練習していけば、少しずつ覚えやすくなっていきます。
最初から完璧を目指す必要もありません。
まずは今日のレッスンで、
「8カウントだけ確実に覚える」
ところから始めてみましょう。
まとめ|振り覚えは練習方法を変えるだけでも上達できる
今回は、ダンスの振り付けが覚えられない原因と対策について紹介しました。
振り覚えが苦手な主な原因は、
- 振付を一度に全部覚えようとしている
- 動きをなんとなく見ている
- 手と足を同時に覚えようとしている
- カウントと音楽が結びついていない
- 最初から完璧を目指している
といったことが考えられます。
対策としては、
- 8カウントごとに分ける
- 動きを言葉にする
- 次の動きを意識する
- 振付の目印を作る
- スロー再生で練習する
- 動画なしで踊ってみる
- レッスン後と翌日に復習する
ことがおすすめです。
振り覚えは、練習を重ねることで少しずつ身についていくスキルです。
「覚えるのが遅いからダンスは向いていない」と諦めず、自分に合った方法を見つけて練習してみてください。
ダンス初心者の方も、一つひとつできることを増やしていけば、必ず成長を実感できるようになります。
「一人だと振付を覚えるのが難しい」「正しい動きを教えてほしい」という方は、ダンススクールで講師から直接アドバイスを受けるのもおすすめです。
自分のレベルに合ったレッスンで、楽しみながらダンスを上達させていきましょう。



