みなさん、こんにちは!
中野でダンスの個人レッスンが受けられるNAYUTAS中野校です!
「ダンスって運動になるの?」「体力づくりにも役立つ?」「楽しく踊ることは、身体や気分にも良い影響があるの?」と気になったことはありませんか。
ダンスでは、音楽に合わせてステップを踏み、重心を移動させ、腕や体幹なども使います。ジャンルや振付によって運動量は大きく異なりますが、身体を動かす活動の一つであることは確かです。
一方、「ダンスをすれば必ず筋力がつく」「痩せる」「認知症を予防できる」「ストレスがなくなる」といった効果を一律に断定することはできません。研究によって対象者の年齢や健康状態、ダンスの種類、頻度、実施期間などが異なるためです。
今回は、ダンスと身体にはどのような関係があるのかを、厚生労働省の身体活動に関する指針や、日本国内・海外の研究を確認しながら、運動・バランス・身体の使い方・気分という視点からわかりやすく解説します。

目次
ダンスは全身を動かす「身体活動」の一つ
まず、「ダンスは運動になるの?」という疑問から整理してみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、身体活動を、安静にしているときより多くのエネルギーを消費する、骨格筋の収縮を伴うすべての活動としています。
成人については、歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上、息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上行うことなどが推奨されています。ただし、個人差を踏まえて強度や量を調整し、「今より少しでも多く身体を動かす」ことも重視されています。
実際に身体を動かすダンスも、身体活動・運動の一つとして考えることができます。
ただし、すべてのダンスレッスンが同じ運動量になるわけではありません。
運動量に影響する主な要素には、次のようなものがあります。
- ダンスのジャンル
- 振付の速さや動きの大きさ
- 実際に踊っている時間
- レッスン中の休憩時間
- ジャンプや方向転換などの動きの有無
- 本人の体力やダンス経験
ゆっくり振付を確認する日と、曲に合わせて何度も通して踊る日では、身体への負荷も異なります。
そのため、「ダンスを○分すれば必ず十分な運動になる」と一律に考えるのではなく、どのような動きを、どの程度の強度で行っているのかを見ることが大切です。
ダンスと体の関係1|重心移動や姿勢のコントロールを繰り返す

ダンスでは、単に手足を動かすだけではありません。多くの振付には、身体の位置や向きを変える動作が含まれています。
たとえば、次のような動きです。
- 片脚へ体重を乗せる
- 左右へ重心を移動する
- 前後へステップする
- 身体の向きを変える
- 動いた状態から特定の位置で止まる
- 上半身と下半身を異なる方向へ動かす
こうした動きを行うには、身体の位置を把握しながら姿勢をコントロールする必要があります。
2024年には、中高年・高齢者を対象とした16件のダンス研究を一定の基準で集め、まとめて検討した研究が発表されています。
中国・湖北師範大学やマレーシア科学大学などの研究者によるこの論文では、4週間を超えるダンス介入を扱った研究が検討されました。多くの研究で、身体機能、バランス、姿勢制御、生活の質などについて好ましい変化が報告されています。
ただし、この結果を「ダンスをすれば誰でもバランス能力が向上する」と一般化することはできません。
対象は中高年・高齢者が中心であり、研究で行われたダンスの種類や期間、運動強度も同じではないからです。
それでも、ダンスが重心移動や姿勢のコントロールを含む身体活動であり、その身体機能との関係が実際に研究されていることは確認できます。

日本でもダンスとバランス機能の関係が研究されている
日本国内にも参考になる研究があります。
2023年に『保健医療学雑誌』へ掲載された研究では、森ノ宮医療大学総合リハビリテーション学部の由利禄巳氏らが、要介護認定を受けていない地域在住高齢者を対象に、「足指ダンス」と名付けられた運動の前後でバランス機能を調べています。
この「足指ダンス」は、音楽に合わせて足趾や足関節を動かす約11分間の運動です。分析対象となった女性21人では、実施前後で片脚立位保持時間に有意な変化が確認されました。
ただし、この研究には次のような条件があります。
1:対象者は地域在住の高齢女性21人である
2:HIPHOPやK-POPなどの一般的なダンスレッスンを調べた研究ではない
3:1回の実施前後に起こる即時的な変化を調べている
したがって、この研究を根拠として「ダンススクールに通えば誰でもバランス感覚が良くなる」と断定することはできません。
一方で、日本でも音楽に合わせて身体を動かす活動とバランス機能との関係が研究されていることを示す一例として参考になります。
ダンスと体の関係2|脚だけでなく腕や体幹も使う
ダンスを始めた方から、「思っていた以上に全身を使う」と感じる声が出ることもあります。ジャンルや振付にもよりますが、ダンスでは足だけを動かすわけではありません。
身体全体を使う動きには、次のようなものがあります。
- 膝を曲げ伸ばしする
- 足で床を踏む
- 身体をひねる
- 腕を大きく動かす
- 上半身の角度を変える
- 低い姿勢から立ち上がる
- 一つの姿勢から別の姿勢へ移動する
こうした動作を組み合わせることは、ダンスの特徴の一つです。
ただし、「全身の筋肉を使う」ことと「ダンスだけで十分な筋力トレーニングになる」ことは同じではありません。
厚生労働省のガイドでは、成人に対して身体活動や有酸素的な運動だけでなく、筋力トレーニングを週2~3日行うことも推奨しています。
つまり、ダンスで筋肉を使うことと、筋力向上を目的に負荷を設定して行う筋力トレーニングは分けて考える必要があります。
「ダンスで筋力がつく」と一律に言えないのはなぜ?
一口にダンスといっても、身体へかかる負荷には大きな違いがあります。
軽いステップを中心に踊る場合と、ジャンプや低い姿勢、素早い方向転換などを繰り返す振付では、身体の使い方も同じではありません。
ダンスによる身体への影響を考えるときは、次の4点を分けて見る必要があります。
1:どのようなジャンル・振付を踊っているか
2:どの程度の強度で身体を動かしているか
3:どのくらいの時間・頻度で続けているか
4:本人の年齢・体力・経験がどの程度か
同じレッスンでも、初心者と経験者では身体への負荷が異なる場合があります。
「ダンスだから筋力がつく」と考えるより、自分が実際にどのような身体の使い方をしているのかを見る方が適切でしょう。
ダンスと体の関係3|自分の身体の左右差や動きに気づくきっかけになる

ダンスレッスンでは、鏡を見たり、動画を撮ったりして自分の動きを確認することがあります。そこで初めて、自分が思っていた動きと実際の動きに違いがあることに気づく場合もあるでしょう。
確認できるポイントには、次のようなものがあります。
- 右と左で腕の高さが違う
- 片側へ体重を乗せやすい
- 左右でステップの幅が異なる
- 一方のターンだけ不安定になる
- 自分では正面のつもりでも身体が少し斜めを向いている
もちろん、これだけで身体の異常や病気を判断することはできません。
ここでいうメリットは、普段はあまり意識しない自分の身体の動きを観察する機会になることです。
振付を練習しながら、「自分は右側の方が動かしやすい」「この動きでは重心が後ろへ残りやすい」と気づけば、次の練習で確認するポイントも明確になります。
ダンスと柔軟性の関係もジャンルや練習内容によって違う
ダンスには「身体が柔らかくなりそう」というイメージもあります。バレエやジャズ、コンテンポラリーなどでは、比較的大きな可動域を使う動きが含まれることがあります。
一方、すべてのダンスレッスンで同じストレッチを行うわけではなく、HIPHOPやK-POPなどもレッスン内容によって身体の使い方は異なります。
そのため、「ダンスを続ければ誰でも身体が柔らかくなる」と一律には言えません。
柔軟性を高めたいという目的がある場合は、自分が学んでいるジャンルや身体の状態に合わせて講師へ相談することが大切です。
ダンスと気分の関係は日本でも研究されている
ダンスと身体について考えるとき、身体機能だけでなく、踊ったあとの気分に注目した研究もあります。
2026年に日本心理学会の学術誌『心理学研究』へ掲載された研究では、名古屋大学で心理学研究に取り組む酒井美鳥氏・溝川藍氏と、東京大学の清河幸子氏が、大学生109人を対象にダンス前後の心理状態を調べました。
参加者はオンラインで、即興で自分なりに動きを作るダンス、または見本をまねるダンスのどちらかを約20分間行いました。
その結果、どちらのグループでも実施後に不安と抑うつの指標が有意に低下しました。一方で、「自分で動きを創作するダンスの方が、まねるダンスより大きな改善につながる」という仮説は支持されませんでした。
ただし、この研究についても解釈には注意が必要です。
対象は大学生109人であり、約20分間のダンス前後を比較した研究です。したがって、ダンスレッスンへ通えば精神疾患を予防できる、抑うつが治療できる、ストレスがなくなると証明したものではありません。
一般的なダンスについては、「踊ったあとに気分の変化を感じる人がおり、その心理的な変化について日本でも研究が行われている」という範囲で理解するのが適切でしょう。
海外でもダンスと心理・認知面について複数の研究が検討されている
海外でも、ダンスと心理面・認知面との関係について研究が進められています。
2024年には、27件の研究、合計1,392人のデータをまとめ、ダンスとほかの身体活動を比較した研究が発表されました。
シドニー大学などの研究者によるこの論文では、生活の質、不安、抑うつ、ストレス、記憶など、さまざまな項目についてダンスとほかの身体活動が比較されています。
全体として、ダンスは複数の項目でほかの身体活動と同程度の結果を示し、一部ではより良い可能性が示された項目もありました。一方、ストレスなどではほかの身体活動の方が良好だった項目もあります。
つまり、「ダンスだけが特別に心や脳に効く」という単純な結果ではありません。
この研究からは、ダンスも心理・認知面との関係が研究されている身体活動の一つであり、ほかの運動と比較しても一定の可能性が検討されていると理解するのが適切です。
振付を覚えるときは身体だけでなく頭も使う

ダンスでは、身体を動かすだけでなく振付を覚えます。振付を覚えて踊るまでには、複数の作業が必要です。
基本的な流れは、次のように整理できます。
1:講師や動画の動きを見る
2:動きの順番を覚える
3:音楽のタイミングと動きを結びつける
4:覚えた内容を身体で再現する
5:間違えた部分を確認して修正する
さらに実際には、周囲との位置関係や身体の向き、表情などへ意識を向けることもあります。こうした特徴から、ダンスと認知機能との関係を調べる研究もあります。
ただし、「振付を覚えれば脳トレになる」「ダンスをすれば認知症を予防できる」と簡単に結びつけるのは避ける必要があります。
特に認知機能に関する研究には高齢者を対象としたものが多く、一般の若年者や通常のダンススクールへ同じ結果をそのまま適用できるわけではありません。
久しぶりに運動する人は自分のペースから始めよう
身体を動かすことが良いからといって、最初から激しく踊る必要はありません。
ダンス初心者や、しばらく運動から離れていた方は、自分の体力に合わせて始めることが大切です。
レッスンでは、次のような点にも気をつけましょう。
- 最初から無理に大きな動きをしない
- 疲れを感じたら適度に休む
- 必要に応じて水分を取る
- 靴や床の状態にも注意する
- 痛みを感じる動きを無理に繰り返さない
- 体調が良くない日は無理をしない
厚生労働省も、身体活動について個人差を踏まえて強度や量を調整し、可能なものから取り組むことを勧めています。
「たくさん動けば動くほどよい」ではなく、自分が安全に続けられる範囲で身体を動かすことを優先しましょう。
痛みや体調不良をダンスで「治そう」としない
次のような状態がある場合は、自己判断で激しいダンスを続けないようにしましょう。
- 膝や足首などに強い痛みがある
- 動くと腰などの痛みが増す
- めまいや強い息苦しさがある
- ケガをした直後である
- 医師から運動を制限されている
こうした状態について、「ダンスを続ければ良くなる」と考えることはできません。
ダンスレッスンは病気やケガを診断・治療するものではないため、必要に応じて医療機関などへ相談してください。
個人レッスンなら自分の目的やペースに合わせて始めやすい
「ダンスを始めたい」と思う理由は、人によって異なります。
たとえば、次のような目的があります。
- 好きな音楽に合わせて身体を動かしてみたい
- K-POPの振付を踊れるようになりたい
- HIPHOPの基本的なリズムを学びたい
- 身体の使い方を基礎から確認したい
- 趣味として新しいことを始めたい
- オーディションやステージに向けて練習したい
こうした目的に、一つの正解があるわけではありません。
NAYUTAS中野校のダンスレッスンは個人レッスンで、最初に一人ひとりの目標に沿ったカリキュラムを設計すると公式サイトで案内されています。
HIPHOP、K-POP、ジャズ、コンテンポラリー、バレエ、キッズ・ジュニアダンスに加え、タップダンスも選択できます。
個人レッスンなら、初心者が基本のステップから始めたり、苦手な振付を重点的に練習したりするなど、自分の経験や目的に合わせてレッスン内容を相談しやすいことが特徴です。
中野校は中野駅から徒歩2分で、個人レッスンのダンスルームも用意されています。
よくある質問
ダンスは運動になりますか?
実際に身体を動かすダンスは、身体活動・運動の一つとして考えることができます。
ただし、運動強度はジャンル、振付、実際に踊る時間、本人の体力などによって変わります。ダンスを何分行えば必ず十分な運動になる、という一律の基準では考えない方がよいでしょう。
ダンスをすると筋力がつきますか?
ダンスでは脚や体幹、腕などの筋肉を使うことがあります。
ただし、ダンスをすれば誰でも十分な筋力がつくとは限りません。筋力向上を目的に負荷を設定して行う筋力トレーニングとは分けて考える必要があります。
ダンスはバランス感覚にも良いですか?
中高年・高齢者を対象とした複数の研究では、ダンスを一定期間行ったあとにバランスや姿勢制御などの改善を報告した研究があります。
日本でも、高齢女性を対象とした「足指ダンス」で片脚立位保持時間の即時的な変化が報告されています。
ただし、年齢やダンスの種類、実施期間などが異なるため、すべての人に同じ結果が得られるとは限りません。
ダンスはストレス解消になりますか?
踊ったあとに気分の変化を感じる人はいます。また、2026年に発表された日本の大学生109人を対象とした研究では、約20分間のダンス後に不安と抑うつの指標が低下しました。
ただし、ダンスによって精神疾患を治療できる、ストレスが必ず解消するといった意味ではありません。
まとめ|ダンスは楽しみながら身体を動かせる選択肢の一つ
ダンスでは、音楽に合わせてステップを踏み、重心を移動し、腕や体幹なども使います。
日本国内を含め、ダンスと身体機能、バランス、心理面などとの関係についてさまざまな研究が行われています。
押さえておきたいポイントは、次の3つです。
1:ダンスは身体を動かす運動・身体活動の一つとして考えられる
2:中高年・高齢者などを対象とした研究では、身体機能やバランスについて好ましい変化を報告したものがある
3:大学生や成人を対象とした研究では、ダンス前後の心理状態についても変化が報告されている
一方で、「ダンスをすれば筋力が必ずつく」「痩せる」「認知症を予防できる」「ストレスがなくなる」といった健康効果を一律に保証することはできません。
だからこそ、ダンスの魅力を健康効果だけで考える必要はないでしょう。好きな音楽やジャンルを楽しみながら、自分のペースで身体を動かせることそのものも、ダンスを始める理由の一つです。
NAYUTAS中野校では、HIPHOP、K-POP、ジャズ、コンテンポラリー、バレエ、タップダンスなどを個人レッスンで学べます。初心者から経験者まで、一人ひとりの目標に合わせてレッスン内容を相談できます。
「運動はしたいけれど、何から始めればいいかわからない」「好きな曲に合わせて身体を動かしてみたい」「ダンスを基礎から習ってみたい」という方は、無理のないところからダンスを始めてみてはいかがでしょうか。




