ジャズダンスを始めることにした。動きやすい服は用意できたけれど、シューズは何を買えばいいのか分からない。お店に行くと似たような形が並んでいて、違いがよく分からない——。
こんにちは、NAYUTAS六本木校です。ジャズダンスを始める大人の方から、最初によくいただく質問がシューズ選びです。ジャズダンスシューズは、普段の靴やスニーカーとは役割がまったく違います。この記事では、ジャズダンスシューズがなぜ必要なのか、そして初心者が最初の1足で失敗しないための選び方を、5つのポイントに分けて解説します。
ジャズダンスシューズは「足の形を見せる」ための靴
ジャズダンスシューズは、靴底が薄く、足にぴったり沿うように作られたダンス専用のシューズです。スニーカーのように足を守るためではなく、床の感覚を足裏で感じ取り、足の甲やつま先のラインをきれいに見せるために作られています。
スニーカーで踊ると何が違う?
スニーカーは靴底が厚く、つま先が曲がりにくいため、つま先を伸ばしたときの足の甲のラインが出にくく、ターンでも靴底が床に引っかかりやすくなります。ジャズダンスでは足先まで含めて一本の線を見せるので、シューズは衣装の一部であり、道具の一部でもあります。
足先までの線の見せ方については、ジャズダンスで手足が長く見える人の共通点で詳しく解説しています。
初心者が最初の1足を選ぶ5つのポイント

① サイズは「足にぴったり」が基本
ジャズダンスシューズは、普段の靴よりぴったりめに選びます。大きすぎると、ターンやつま先を伸ばしたときに靴の中で足が動き、つま先の先端が余って線がぼやけます。逆に小さすぎると、指が曲がったままになり、長時間のレッスンで痛くなります。
目安は、つま先が靴の先に軽く触れる程度で、指を伸ばしても痛くないサイズです。革のシューズは履いているうちに少しなじむことも考えて選びましょう。
② ソールの形:スプリットソールとフルソール
| スプリットソール | 靴底がつま先側とかかと側に分かれているタイプ。足の甲がしなりやすく、つま先を伸ばしたラインがきれいに出ます。ジャズダンスではこちらが主流です。 |
| フルソール | 靴底が一枚でつながっているタイプ。足裏全体が支えられるので、安定感がありますが、甲はしなりにくくなります。足裏の筋力に自信がない方や、足首が不安な方に向いています。 |
③ 靴底の素材:スエードかゴムか
靴底(特に前足部とかかと)の素材によって、床での滑りやすさが変わります。スエード(革)の底は適度に滑るためターンがしやすく、ゴムの底はグリップが効いて止まりやすい特徴があります。
どちらが合うかは、レッスンするスタジオの床によっても変わります。木の床やリノリウムの床では、スエード底が使いやすいことが多いですが、滑りすぎて怖い場合はゴム底を選ぶほうが安全です。
④ 甲の素材:革かキャンバスか
甲の部分は、主に革(レザー)か、キャンバスなどの布でできています。革は丈夫で、使うほど足になじむのが特徴です。布は軽く通気性が良く、最初から柔らかいものが多いので、初めての1足として選びやすい素材です。
⑤ 形:紐タイプとスリッポンタイプ
昔ながらの紐で締めるタイプ(オックスフォード型)と、紐のないスリッポン型があります。紐タイプは足へのフィット感を細かく調整でき、スリッポン型は脱ぎ履きが楽です。最初の1足は、履いたときにかかとが浮かないものを優先して選びましょう。
ブランドはどう選ぶ?
ジャズダンスシューズは、ダンス用品の専門ブランドから多く出ています。たとえば、日本のChacott(チャコット)、アメリカのCapezio(カペジオ)、オーストラリアのBloch(ブロック)、フランスのSansha(サンシャ)などがよく知られています。
ただし、ブランドによって同じサイズ表記でも大きさの感覚が違うことが少なくありません。ブランド名で決めるより、実際に履いてみて、足に合うものを選ぶことが何より大切です。
購入は、できれば店舗で試着を

ジャズダンスシューズは、通販でも購入できます。けれど、フィット感、つま先を伸ばしたときの甲のしなり、かかとの浮き具合は、履いてみないと分かりません。初めての1足は、ダンス用品の専門店で試着して選ぶのがおすすめです。
試着のときは、実際にレッスンで履く靴下(またはタイツ)を持参しましょう。素足と靴下では、フィット感がかなり変わります。
また、スタジオによっては床を傷めないようにシューズの指定がある場合があります。購入前に、通うスタジオや講師に確認しておくと安心です。
最初の1足は、レッスンを受けてからでもいい
ジャズダンスを始めたばかりの頃は、自分がどんな動きを多くするのか、どんな床で踊るのかがまだ分かりません。NAYUTAS六本木校の体験レッスンは、室内用の運動靴(ランニングやフィットネス用の軽いシューズ)でも受けられます。まずは一度踊ってみてから、講師に相談してシューズを選ぶのも賢い方法です。
なお、六本木校のスタジオは土足厳禁です。外で履いてきた靴とは別の、内履き用の靴をご用意ください。

自己流の限界を感じたら
シューズを変えただけで、足先のラインが急にきれいになるわけではありません。足の甲を伸ばす感覚、床を押してターンする感覚は、シューズを履いたうえで正しい使い方を身につけて初めて活きてきます。
自分の足に合ったシューズ選びから、シューズを生かした足の使い方まで、講師に直接見てもらうと遠回りせずにすみます。ジャズの土台になるバレエの基礎については、バレエの基本ポジションを解説もご覧ください。
👟 シューズ選びの相談からできる、ジャズダンス体験レッスン
NAYUTAS六本木校の無料体験レッスンは、ジャズダンスシューズをまだ持っていない方も、室内用の運動靴で参加いただけます。講師が実際の動きを見ながら、あなたの足と踊り方に合いそうなシューズのタイプもアドバイスします。完全マンツーマンなので、ダンス未経験の大人の方も安心です。六本木駅7番出口より徒歩3分。
まとめ
- ✓ジャズダンスシューズは、床の感覚をつかみ、足の甲とつま先のラインを見せるための靴
- ✓サイズは普段の靴よりぴったりめ。指を伸ばしても痛くないものを
- ✓ソールは、ラインが出やすいスプリットソールが主流。安定重視ならフルソール
- ✓靴底はスエードならターンしやすく、ゴムなら止まりやすい。床との相性も見る
- ✓甲は、なじむ革か、軽くて柔らかい布か。最初は柔らかいものが選びやすい
- ✓ブランドよりフィット感を優先。同じサイズでもブランドで大きさの感覚が違う
- ✓試着はレッスンで履く靴下を持参し、スタジオの指定も事前に確認する
シューズ選びに正解は一つではありません。迷ったら、まずは一度踊ってみてから、講師に相談して選んでみてください。



