大人になってバレエを始めることにした。レオタードは何とか選べたけれど、バレエタイツの売り場に行くと、ピンクだけで何色もあり、つま先に穴があるもの、足の裏がないものまで並んでいる。普通のタイツと何が違うのか分からないまま、手が止まってしまう——。
こんにちは、NAYUTAS六本木校です。バレエを始める方から、レオタードと同じくらい多く質問をいただくのがバレエタイツです。この記事では、バレエタイツが普通のタイツとどう違うのか、種類の見分け方、初心者が最初の1足を選ぶ順番、そしてレオタードとの合わせ方までを解説します。
バレエタイツは「脚のラインを見せる」ための練習着
バレエタイツは、バレエのレッスンや舞台で履くための専用タイツです。ファッション用のタイツが脚をきれいに見せることや防寒を目的にしているのに対して、バレエタイツは脚の形と動きが外からはっきり見えることを大切にして作られています。
なぜバレエでは専用のタイツを履くのか
バレエでは、膝が伸びているか、つま先まで力が通っているか、脚が股関節から外に回っているかを、常に確認しながら練習します。ゆったりしたパンツでは、これが本人にも講師にも見えません。体に沿って脚の線が見えることが、上達のための条件になっているのです。また、冷房の効いたスタジオで脚を冷やしにくいという面もあります。
バレエタイツの種類を4つの視点で整理する

① つま先と足裏の形
| フーター | つま先から足裏まで覆う、一般的なタイツと同じ形。初心者が最初に指定されることの多いタイプです。 |
| コンバーチブル | 足裏に穴があり、つま先部分をくるっと上げて足指を出せるタイプ。シューズを脱がずに足先だけ素足にできます。 |
| フットレス/トレンカ | 足首までのタイプと、かかとに引っかけるストラップがついたタイプ。足指が出るので床をつかむ感覚が得やすくなります。 |
② 厚さ(デニール)
デニールは糸の太さを表す単位で、数字が大きいほど厚く、透けにくく、丈夫になります。薄手は脚の筋肉の動きが見えやすく、厚手は冬場や、脚の透け感が気になる方に向いています。
③ 色
ピンク、白、黒、ベージュなどがあり、同じピンクでもメーカーによって色味がかなり違います。通販では画面の色と実物が違うこともあるので、教室で色の指定があるかを先に確認してから選ぶと失敗しません。
④ 素材とサイズ
ナイロンにポリウレタンを混ぜた、伸縮性の高いものが主流です。サイズの表記はメーカーによって異なり、身長と体重の目安で表しているものが多くあります。同じM表記でも履き心地が違うので、最初は1足だけ買って確かめるのがおすすめです。
初心者が最初の1足を選ぶ順番
| 1. 指定を確認する | 教室に色・形の指定があるかを聞きます。指定があれば、それがいちばん確実な正解です。 |
| 2. 形はフーターかコンバーチブル | 迷ったら、足全体を覆うフーターか、あとからつま先を出せるコンバーチブルが使いやすい選択です。 |
| 3. 厚さは中くらいから | 極端に薄いものは伝線しやすく、厚すぎるものは脚の線が見えにくくなります。まずは中くらいの厚さから試しましょう。 |
| 4. 1足買って、履いてから増やす | ウエストのゴムの強さ、股下の余り具合は、実際に履いて動いてみないと分かりません。 |
レオタードの上に履く?下に履く?

バレエタイツは、レオタードの下に履く方法と、上から履く方法の両方があります。どちらが正しいということはなく、教室の決まりや好みで選ばれています。
上から履くと、レオタードのお尻部分がずり上がりにくく、腰に巻くスカートも固定しやすくなります。下に履くと、レオタードの切れ込みから脚がそのまま続いて見えるため、脚のラインが長く見えやすくなります。初めのうちは教室で教わった履き方に合わせ、慣れてきたら自分が踊りやすい方を試してみてください。
履くときは伝線に注意。爪やアクセサリーが引っかかると、すぐに伝線します。手の指先ではなく指の腹で、つま先から少しずつたぐり寄せるように履きましょう。
長持ちさせるお手入れ
レッスンのたびに汗を吸うので、こまめに洗います。洗濯機を使う場合は洗濯ネットに入れ、ほかの衣類のファスナーやホックに引っかからないようにしましょう。伸縮性のある素材は熱に弱いものが多いため、乾燥機は避けて陰干しにするのが無難です。洗濯表示も一度確認しておくと安心です。
脚の線がきれいに見えるかどうかは、タイツだけでなく立ち方でも大きく変わります。足のポジションについてはバレエの基本ポジションを解説|足1〜5番・腕の位置と、大人が最初につまずくポイントで詳しく紹介しています。

自己流の限界を感じたら
タイツやレオタードを揃えると、気持ちが一気にバレエに向かいます。けれど、タイツで脚の線が見えるようになると、今度は膝の向きやつま先の伸び方の癖も、はっきり見えてくるようになります。
その癖を自分で見つけて直すのは、なかなか難しいものです。大人から始める方がどこから整えていけばよいかは、大人からのバレエは遅い? 30代・40代が「立ち姿の美しさ」を取り戻すためのマンツーマンレッスンでもご紹介しています。
🩰 タイツ選びの相談からできる、バレエ体験レッスン
NAYUTAS六本木校の無料体験レッスンでは、講師があなたの立ち方と脚の使い方を確認しながら、これから揃えるタイツやレオタードの選び方についてもご相談に応じます。完全マンツーマンなので、初めての方も自分のペースで始められます。六本木駅7番出口より徒歩3分。
まとめ
- ✓バレエタイツは、脚の形と動きを外から見えるようにするための専用タイツ
- ✓形はフーター・コンバーチブル・フットレス(トレンカ)の3系統
- ✓デニールは糸の太さ。数字が大きいほど厚く、透けにくく、丈夫
- ✓色味はメーカーで違う。教室の指定を先に確認する
- ✓サイズ表記もメーカーで違うので、最初は1足だけ買って確かめる
- ✓レオタードの上に履くか下に履くかは、教室の決まりと好みで選ぶ
- ✓履くときは爪に注意し、つま先から少しずつたぐり寄せる
最初の1足は、完璧なものでなくて大丈夫です。まずは教室の指定を確認して1足を手に入れ、実際にレッスンで履きながら、自分に合う厚さと形を探していってください。



