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ダンススクールNAYUTAS六本木校のブログ

バレエの腕のポジションを優雅に見せるコツ|肩・肘・手首の使い方と、ポール・ド・ブラの練習法

バレエの腕のポジションを優雅に見せるコツ|肩・肘・手首の使い方と、ポール・ド・ブラの練習法

アン・バ、アン・ナヴァン、アン・オー、ア・ラ・スゴンド。腕のポジションの名前と位置は覚えた。けれど鏡を見ると、先生の腕はふわっと柔らかいのに、自分の腕はハンガーにかけたように固い。同じ形をしているはずなのに、何が違うのだろう——。

こんにちは、NAYUTAS六本木校です。腕のポジションの名前と位置はバレエの基本ポジションを解説|足1〜5番・腕の位置と、大人が最初につまずくポイントで紹介しています。この記事では一歩進んで、同じポジションでも優雅に見える腕と固く見える腕の違いを、肩・肘・手首・指先に分けて解説します。ポジションをつないで動かすポール・ド・ブラの練習法もあわせて紹介します。

腕の番号は流派で違う。まずは名前で覚える

腕のポジションは、フランス派、ロシアのワガノワ・メソッド、イタリアのチェケッティ・メソッド、イギリスのRADなど、流派によって同じ形に違う番号がついています。インターネットで調べて番号が食い違っていても、どれかが間違いというわけではありません。

初心者のうちは、番号より「アン・バ(下)」「アン・ナヴァン(前)」「アン・オー(上)」「ア・ラ・スゴンド(横)」というフランス語の名前と形をセットで覚え、番号は通っている教室の呼び方に合わせるのが確実です。

腕が固く見える4つの原因

バーにつかまり両腕を頭上に上げるバレエの生徒たち

① 腕を上げると、肩も一緒に上がる

いちばん多い原因です。特にアン・オーで肩が上がると首が短くなり、腕全体が重たく見えます。腕は肩甲骨を下げたまま、背中から出ているつもりで動かします。腕の高さが少し下がっても、肩が下がっているほうが優先です。

② 肘が落ちて、腕の丸みがつぶれる

ア・ラ・スゴンドやアン・ナヴァンで、肘が手首より下に落ちると、腕の丸みがなくなり、だらんとした印象になります。肘を下から軽く支えられているイメージで、二の腕の内側を少し外へ向けると、肘が自然に浮きます。肘を張りすぎて腕がまっすぐになるのも、固く見える原因です。

③ 手首が折れる、または指先が固まる

手首だけが反ったり折れたりすると、腕の曲線がそこで途切れます。手のひらは前腕の延長として、ゆるやかなカーブの一部に収めます。指はそろえすぎず開きすぎず、中指をやや長く伸ばし、親指を中指に少し寄せるようにすると、手先が柔らかくまとまります。

④ 手が視界から消えている

ア・ラ・スゴンドで腕を真横や後ろまで開いたり、アン・オーを頭の真上や後ろに置いたりすると、手が視界から消えます。どちらもわずかに前寄りに置き、正面を見たまま視界の端に手が見える位置が目安です。

ポジションを「点」から「線」へ。ポール・ド・ブラの練習法

両腕を頭上に上げて笑顔を見せる女性

ポール・ド・ブラは、腕のポジションからポジションへと動かしていく、バレエの腕の動きそのものです。形を作れても、移る途中で肩が上がったり肘が落ちたりすると、固い印象になります。足のことを考えずに済むよう、椅子に浅く座って練習するのがおすすめです。

1. 下から前へアン・バから、丸みを保ったままアン・ナヴァンへ。4カウントかけてゆっくり上げ、肩が上がらないかを確認します。
2. 前から上へアン・ナヴァンからアン・オーへ。腕の輪を保ったまま、額の斜め上で止めます。
3. 上から横へアン・オーから、腕を左右に開いてア・ラ・スゴンドへ。肘から先に下がらないよう、腕全体で運びます。
4. 横から下へ手のひらを軽く下へ返して腕を伸ばし(アロンジェ)、空気を押さえるようにしながらアン・バへ戻します。

動かすときは、目線を手の動きに少し添わせると、腕と顔がつながり、動きに表情が出ます。ゆっくりしたピアノ曲に合わせ、1つの動きに4カウントずつかけてください。速くするのは、途中で肩が上がらなくなってからです。

「動きの途中」で差がつく2つのコツ

① 到着を急がず、カウントを使い切る

4カウントで腕を上げるなら、4カウント目の終わりにちょうど到着するように動かします。2カウントで着いて残りを止まって待つと、動きがカクカクして見えます。腕は止まる直前まで流れ続けていることが、柔らかさの正体です。

② 呼吸を止めない

腕に集中すると、多くの人が息を止めます。息を止めると肩と首に力が入り、①の肩の上がりにつながります。腕を上げるときに吸い、下ろすときに吐くなど、呼吸と腕の動きを合わせると、余計な力が抜けやすくなります。

鏡で確認する3つのポイント

練習の最後に、横向きで鏡に立って確認します。肩と耳の距離が保たれているか、肘が手首より下に落ちていないか、手首で曲線が折れていないか。この3つがそろっていれば、ポジションの形は十分に整っています。

腕のポジションをそろえて踊るバレリーナたち

自己流の限界を感じたら

腕の固さは、本人には分かりにくい癖です。肩が上がっていても、肘が落ちていても、自分では「ポジション通りにできている」と感じるからです。しかも腕の癖は、正面の鏡よりも横や斜めから見たときにはっきり出ます。

腕の線を指先の先まで長く見せる考え方は、ジャズダンスとも共通しています。ジャズダンスで手足が長く見える人の共通点もあわせてご覧ください。

🩰 腕の「固さ」の原因を見つける体験レッスン

NAYUTAS六本木校の無料体験レッスンでは、講師が横や斜めからもあなたのポール・ド・ブラを確認し、肩・肘・手首のどこを変えれば柔らかく見えるかをその場でお伝えします。完全マンツーマンなので、気になる部分をじっくり見てもらえます。六本木駅7番出口より徒歩3分。

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まとめ

  • ✓腕の番号は流派で違う。名前と形をセットで覚え、番号は教室に合わせる
  • ✓腕は肩甲骨を下げたまま、背中から出ているつもりで動かす
  • ✓肘は下から支えられているイメージで、落とさず、張りすぎない
  • ✓手首を折らず、中指を長く、親指を中指に少し寄せて手先をまとめる
  • ✓ア・ラ・スゴンドとアン・オーは、少し前寄りの視界に入る位置に
  • ✓ポール・ド・ブラは椅子に座り、4カウントずつゆっくり練習する
  • ✓目線を手に少し添わせると、腕と顔がつながって表情が出る

腕は、立っているだけでも動かせるパートです。今日はまず椅子に座って、アン・バからアン・オーまで、肩を下げたままゆっくり腕を上げてみるところから始めてみてください。