レッスンで「次はトゥループね」と言われ、見よう見まねで膝を上げてみた。けれど、あとで調べようと検索すると、出てくるのはフィギュアスケートのジャンプの解説ばかり。結局どう動けばいいのか分からないまま——。
こんにちは、NAYUTAS六本木校です。トゥループは、ヒップホップダンスの基本ステップとしてよく練習される動きです。名前だけ聞くと難しそうですが、動きを分解すると、初心者でも段階を踏んで身につけられます。この記事では、トゥループがどんな動きなのか、5つの段階に分けた練習方法と、きれいに見せるためのコツを解説します。
トゥループとは?体重を左右に乗せ替えて揺れるステップ
トゥループは、左右に体重を乗せ替えながらステップを踏み、リズムに合わせて体を揺らすヒップホップの基本ステップです。お腹を使って上半身を斜めに沈め、そのタイミングで同じ側の膝を上げる動きが特徴です。
動き自体はシンプルですが、リズムに体を乗せる感覚やグルーヴを身につける練習として、初心者のうちによく取り入れられます。振り付けの中で使われることも多いため、覚えておくと振り付けを覚えるスピードも上がります。
トゥループで大事なのは「足」より「お腹」
膝を上げることに意識が向きがちですが、トゥループの見た目を決めているのはお腹から上半身を沈める動きです。上半身が止まったまま膝だけを上げると、ただ足踏みしているように見えます。お腹の動きと膝の動きを同じタイミングでそろえることが、トゥループらしさにつながります。
トゥループを5段階で練習する方法

いきなり完成形を真似するのではなく、段階を一つずつ積み上げていくと、動きが崩れにくくなります。各段階が安定してから次に進みましょう。
段階1:お腹を使って前後にリズムを取る
足を肩幅に開いて立ち、お腹に力を入れて、上半身を前後に揺らしながらリズムを取ります。両足は床につけたまま。腰が反らないように、お腹で上半身を動かす感覚をつかみます。
段階2:右斜め・左斜めにリズムを取る
段階1の前後の動きを、右斜め前、左斜め前の順番に変えます。足は床につけたまま、上半身を交互に斜めへ沈めます。ここでも腰が反らないよう注意します。
段階3:沈む側の膝を上げる
段階2の動きに、足をつけ加えます。右斜めに沈むときに右膝を上げ、左斜めに沈むときに左膝を上げます。上半身と膝がバラバラにならず、同じタイミングで動いているかを確認しましょう。
段階4:最初に2回ジャンプを加える
段階3の動きの前に、その場で2回軽くジャンプを入れます。流れは「軽く2回ジャンプ → 右斜めに沈みながら右膝を上げる → 左斜めに沈みながら左膝を上げる」です。慣れないうちは、カウントを声に出しながらゆっくり行います。
段階5:少しずつテンポを上げる
段階4の動きが安定したら、テンポを上げていきます。最初から速くすると、せっかく整えた形が崩れてしまいます。形が崩れない速さを保ちながら、少しずつ上げていくのがポイントです。
きれいに見せるための3つのコツ

① ジャンプは高く跳ばない
2回のジャンプは、高く跳ぶほど次の動きへのつながりが悪くなります。かかとが少し浮く程度の軽い弾みで十分です。膝を柔らかく使い、着地の音が大きくならないようにしましょう。
② 膝の高さより、沈むタイミングをそろえる
膝を高く上げようとすると、上半身が後ろに引けて姿勢が崩れます。膝の高さは控えめでいいので、上半身が沈む瞬間と膝が上がる瞬間をそろえることを優先してください。拍に合わせて体を沈める感覚は、ダンスのダウンとアップとは?で解説しているダウンの体の使い方が参考になります。
③ 肩と首の力を抜く
呼吸を止めないことも大切です。お腹に力を入れると息を止めてしまいやすいので、沈むときに軽く吐くなど、自然に呼吸を続けましょう。
動きを覚えることに集中すると、肩や首が固まりがちです。肩が上下していると、全体が力んで見えます。腕は体の動きに自然についてくるくらいの感覚で、力を抜いておきましょう。
練習に向く曲の選び方
トゥループの練習には、ゆったりしたテンポからミドルテンポのヒップホップが向いています。速すぎる曲では、体重の乗せ替えを感じる前に次の拍が来てしまいます。
曲を選ぶときは、バスドラム(低い「ドン」という音)がはっきり聴こえるものがおすすめです。ドンの音で体を沈めると、リズムを取りやすくなります。慣れてきたら、スネアやベースの音も意識して、動きに強弱をつけてみてください。ほかの基本ステップも練習したい方は、ヒップホップダンス初心者向けの基本ステップもあわせてご覧ください。

自己流の限界を感じたら
トゥループは、動画を見ながら一人でも練習できるステップです。ただ、自分では「できている」と思っていても、上半身が沈んでいなかったり、膝と上半身のタイミングがずれていたりすることがよくあります。こうしたずれは、正面の鏡だけでは気づきにくいものです。
基本ステップは、最初に正しい形を身につけるほど、その後の振り付けの上達が速くなります。お腹の使い方や体重の乗せ替えを第三者に見てもらうと、何を直せばいいのかが具体的になります。
👟 トゥループを、基礎から確認する体験レッスン
NAYUTAS六本木校の無料体験レッスンでは、講師があなたのトゥループを見ながら、お腹の使い方や膝を上げるタイミングなど、どこを変えればリズムに乗って見えるかをその場でお伝えします。完全マンツーマンなので、ダンスが初めての方も安心です。六本木駅7番出口より徒歩3分。
まとめ
- ✓トゥループは、左右に体重を乗せ替えながら体を揺らすヒップホップの基本ステップ
- ✓見た目を決めるのは、膝よりもお腹から上半身を沈める動き
- ✓練習は、前後のリズム → 斜めのリズム → 膝上げ → 2回ジャンプ → テンポアップの5段階
- ✓腰を反らさず、お腹で上半身を動かす
- ✓ジャンプは軽く、膝の高さより沈むタイミングをそろえる
- ✓肩と首の力を抜き、腕は自然についてくるくらいに
- ✓曲はゆったり〜ミドルテンポで、バスドラムがはっきりしたものを選ぶ
トゥループは、段階を踏めば誰でも形にできるステップです。まずは足を床につけたまま、お腹で前後にリズムを取るところから始めてみてください。



